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〜あらすじ〜 20xx年、地球は未曾有の危機に直面していた。 空気は汚染され、荒野と化し、以前の様な繁栄は夢幻の如くとなった。 人々の心は荒廃し、強盗殺人などが後を絶たない。 人々は絶望の淵に立たされていた。 その時、3人の救世主が彗星の様に現れた。 その名も「3K」。 立ちふさがる悪に立ち向かう無謀なヒーロー3K。 この先の地球の平和は君達に掛かっている! いけ! 3K! 地球の平和を定時まで守れ! 残業はカットされるから注意しろよ! *本文とは関係ない可能性がございます。 |
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| 第2部 レンガ館 | |
みんなと離れ、私はペンションの方々と共に「レンガ館」に到着した。 ゲレンデからは車で5分。 やはりゲレンデから近いと言うのはありがたい。 宿の概観も、文字通りレンガ作りでなかなかいい感じ。 今からこの宿の掃除、設備、規約の説明を受ける事になる。 到着まで不安材料だったのが、 果たして寝床はまともなんだろうか。 風呂は大丈夫か。 厨房はきちんと使える代物だろうか。 という事であった。 到着してすぐに風呂のチェックを行なう。 しかし、心配無用。 意外とちゃんとした風呂だ。 しかも24時間温泉が出てくる。 ペンションの風呂で温泉が出てくるなんてすばらしい! しかも浴槽は二つ。 男女の比率がほぼ同じという今回のOFF会には持って来いだ。 風呂は大丈夫。 では厨房はどうだろう。 いや〜OKOK。 食器も揃ってるし、ガス、電子レンジ、冷蔵庫もある。 よかったよかった。 肉の保存が心配だったのよ。 まさか外の雪の中に投げておくのも心配だしね。 では寝床はどうだろう。 ペンションの人に2階へと導かれ、寝室の説明を受ける。 もう言う事ないです。 綺麗だし部屋数も多い。 非常時の和室もあるし、これなら余裕です。 あとはみんなが来る前に俺だけ女性寝室に設定すれば問題なし。(ムフフ) 楽しい夜にしてやるぜさて、設備の説明も終わり、あとはペンションの人達が掃除するのみだ。 その間、かさばる荷物を宿に移動しておこう。 食材などはゲレンデで必要ないからね。 ここで思ったのが、帰ってきてから食事などの用意をするのは面倒だなってこと。 やれることは今のうちにやっておこう。 米を炊くくらいはやっておいて邪魔にはならない。 家庭科が4だった俺として、ここはハリきらなければいけません。 宿に来た時のみんなの喜ぶ顔が目に浮かびます。 「よ〜しパパ米研いじゃおっかな〜」 何にしても勢いというのは大切です。 普段は部屋の片付けもロクにしない俺ですが、この様な出先になると変貌。 この姿を自分の母親が見たら卒倒するに違いない。 近年、男性も家事をすると言うのはごく普通の事になりつつある。 女性に対する固定概念と言うモノが薄れ、それと同時に男性のつまらないプライドの壁も崩れつつある。 夫婦別姓という案も浮上する位、各人の生き方が尊重されてきた。 その内家事も出来ない男なんて用無し扱いを受けるご時世になるやもしれない。 時代の最先端を走っていると自負する俺にとって、世論は無視出来ない。 星一徹シンドロームはもう過去の遺物。ナウくない。 今俺が手にしているのは2kgのササニシキ。 いざ鎌倉。研いで研いで研ぎまくれ。 研ぎすぎて研ナオコにならない程度に。 まず米を研ぐ前に、必要な分量の米を計らないとイケナイ。 最近の炊飯器は合数にあわせて水の量が分かる内釜になっている。 米の量の分だけ目盛りに水を合わせて入れるだけ。 おかゆの目盛りと間違えなければ誰でもふっくらしたご飯が炊ける。 さて、計量カップを用意して・・・ ![]() 母さん、カップ無いよ 絵に描いた様なダメ亭主ぶりを発揮です。俺。 最先端気取りはいいのだが、慣れない台所は勝手が分からない。 てか、これは皆さんも同情してくれるでしょ? 人の家の台所なんてどこに何があるか分かんないって。 しかし、泣き言ばかり言っている暇はない。 かならずどこかにあるハズだ。 ここの宿に泊まった人達は自炊しているハズ。 計量カップが無いなんて、まるでカメラを忘れた林家ペーだ。 男一匹kazu、シャカリキになって探し始めました。 「まったくよー。カップくらい炊飯器のそばに置いて置けよな〜」なんて愚痴を放ちながら。 しかし、その愚痴をカップが聞いたかどうかは不明だが、まったく見当たらない。 かれこれ10分は集中して探している。 早くゲレンデでみんなと合流したいのに、こんなときに限ってトラブルが起きる。 腹痛の時にトイレに駆け込むと個室が満室になっているケースと同じだ。 某T氏の様に8階まで行けば用を足せるのであればいいのだが、あいにく計量カップは8階には無さそうだ。 そろそろ辛抱出来なくなってきました。 人一倍限界は低い俺。瞬発力で勝負タイプ。 仕方なく捜索は打ち切り。 代替品を探す事にした。 計量カップは大体100mlの容器ではないかと想像した俺は、おおよそ似た感じのグラスを手に取った。 ・・・やるしかないその時、昔聞いた話を思い出していた。 確か目分量で米を入れた時に水を張る時、手を広げて釜に入れ、くるぶしの辺りまで水を入れると言う事。 おそらく情報元は「ぽたぽた焼き」の豆知識からだろう。 ワラにもしがみつきたい心境の渦中、唯一希望の光となるこの知識。 これで失敗したらカメダ製菓を恨む事にしよう。 代用計量カップで約七合分の米を取り、流しでひたすら米を研ぐ。 水はかなり冷たい。 お母さん達の苦労が身にしみて理解出来る。 いままでごめんよ母さん。 これからは手伝うからね。 気が向いたら 以前、小学生時分に家庭科実習で炊いたご飯を思い出す。 研ぎ方が足りず、とても食えた飯にならなかったという苦い思い出だ。 その時の同じ班の女子の幻滅した表情が鮮明に脳裏に浮かぶ。 三つ子の魂百まで。 トラウマとも言えそうな体験をしてきた俺。 「てか、不満だったらお前らが炊けよ女子。」と言いたかった。 言い詰めたかった。 小一時間言い詰めたかった。 でも言い出せなかった自分が好き。 当時の気弱な自分に乾杯。 こんな体験を二度と味わいたくない。 おのずと米を研ぐ手にも力が入る。 気が済むまで研ぎました。俺。 もう文句は言わせないぞ「○○子ちゃん」<班の女子 さて、問題はこれからだ。 水加減です。 計量カップで計って入れたのではないので、水をどれぐらい入れればいいのか見当が付きません。 先ほど思いついたおばあちゃんの知恵的な小ワザを利用してみる事にした。 研いだ米の上に手のひらを押し付ける様に乗せ、その上から水を入れる。 水を入れる限度はくるぶしまで。 多少個人差はあるだろうが、これがおおよその目安となるらしい。 自分のくるぶしが人とは違う異常なくるぶしでは無い事を祈る。 さて、炊飯器に釜を入れ、タイマーON。 あとは自動的にご飯が炊き上がる寸法だ。 俺の渾身の努力が実るだろうか否か。 天に祈るばかりだ。 そんな時、天から声が聞こえた。 もっと早く出会いたかったよ君とは そう、出会いとはいつもこんなモンさ。 計量カップ一つで一喜一憂出来る自分が素敵だよ。 まさに「After the carnival」(後の祭り) 今更になって米を計り直す程完璧主義ではありません。 大丈夫。 俺にはカメダ製菓が付いている。 サーバーバックボーンで言えば1Gくらいの回線速度。実力はある。 多い日も安心だ。<意味不明 一抹の不安は拭い切れないが。 ご飯の用意は済んだ。 今度はテーブルセッティングだ。 大人数が集まる事になるので、大円卓の方が都合がいい。 個別バラバラな席では面白みが無い。 4人ずつ座れるテーブルを集め、周りに席を配置する。 このペンションのダイニングは意外と広く、テーブルを集めても十分スペースが確保された。 というより、俺が意図したとおりの配置が可能だった。 上手く行きすぎな感じがし、少々恐ろしい気がする。 さて、今夜の食事は「焼肉」。 テーブルが大きいため、ホットプレート等の調理器具は2つ配置となる。 1つはカートリッジ式ガスコンロであるため、配置は何も考えずにOK。 もう1つが電気ホットプレートである。 コンセントが必要だ。 どれどれ、コンセントコンセント・・・ ![]() はるか彼方にコンセント確認 まるで蜃気楼の様です。 どうあがいても届きそうにありません。 罠はこんな所に仕掛けられていました。 いくら用意周到な俺と言っても、まさか延長コードまでは用意していません。 どうにかならないのか・・・ 計量カップに続き、今度は延長コードの捜索開始。 ペンションの人も俺の奇怪な行動に頭をかしげていただろう。 しかし当方必死です。 こればっかりは代用品はありません。 何とかしなくてはイケナイのです。 2階の寝室すべてを探すが当て外れ。 2階の物置らしき所を探すも期待外れ。 1階の小部屋を探すも影も形も見当たらず。 これは最後の手段しかないか? そう、あそこまで戻って購入してくるしかないのか キャメルマート名前の認知度はかなり低いだろうが、もう希望はここしか無いんです。 うんちくんグミだけじゃないと言う所を証明して貰わなくては・・・ と、一度ペンションを出ようとしたその時、目に付くモノを発見。 ![]() 我、天下取ったり 電子レンジに延長コードが繋がっているのを発見。 助かったよ。ホント。 キャメルマートまで戻っていたら午前中が準備で潰れるところだったよ。 電子レンジからホットプレートへ。 そつなくコードを差し替える。 あとはキャスター付きテーブルに飲み物類とカップを揃え、電気ポットでお湯を沸かすだけだ。 風呂の方は一度こっちに戻ってきてからで大丈夫だろう。 寝室の部屋割りもその時に決めよう。 火の気を確認し、戸締りを済ませる。 これでようやく俺も滑ることが出来るぜ。 初八幡平の雪を満喫しに行こう。 |
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| 八幡平リゾートスキー場 | |
ペンションから車で5分。 今回初日のゲレンデは「八幡平リゾートスキー場」だ。 このゲレンデはファミリーゲレンデというカテゴリーに分けられるゲレンデだ。 ゆるやかな斜面がどこまでも続くコースで、あまり緩急差がない。 フェイキーランやグラウンドトリックの練習にはもってこいだ。 しかも、それぞれロングコースになっており、ハイスピードクルージングするにも気持ちがいい。 さて、リフト券を手に入れた俺はみんなの姿を探す事にした。 時計を見ると、みんなと別れてから1時間経過している。 別れ際に「先に滑っていていいよ」と言ってはいたが、彼らの性格上俺を待っている可能性が高い。 現地、それも上質の雪を目前にして一時間も待っているのはかなりの苦痛だ。 14名の痛い視線を浴びながらの登場も結構つらい。 特にこの人からのキツイお言葉を頂きそうな気がした。 すいませんすいません。 まだ誤解していたんですよ。俺。 いやな汗をかきながら小走りにがんばって探しましたよ。 だから根性焼きは勘弁して下さい。 しかしそれにしても誰一人仲間を見つけることが出来ない。 視力が悪い俺ですが、影も形も見つけられないというのはおかしい。 となると・・・ もう滑っちゃってる? だったらいいんだよ。 待たせるのは申し訳ないしね。 でもさ ![]() ちょっと寂しかったな。俺。 たった一人で待つのもつらいし、上から滑ってくれば誰かと会うだろう。 そう思ってみんなが乗っていきそうなクワッドリフトに搭乗し、頂を目指す事にした。 しかしこのリフト。 クワッドのくせにやけにスローなスピード。 2〜3km/hくらいじゃないか? もうちょっと早くてもバチは当たらないんだけどね。 今まで他のゲレンデで乗ったクワッドリフトって、4〜5km/hくらい出ていたんだよね。 でもまあお陰でコース上の人達をじっくり探す事が出来たからヨシとするか。 そしてそのまま頂に。 結局誰も見つかりませんでした。 もしやこのまま誰とも会わないで初日が終わるのかと不安になりましたよ。 そうなると俺はただの準備担当で終わるハメになる。 これはイヤです。 唯一残されている可能性と言えば、同時期にリフトに乗っていて、すれ違いでスタートしているという事。 もしくは迂回コースやリフトから見えないコースに移動している事。 どちらにしてもチョッカリで上から滑り降りて捜索しないと手遅れになりそうだ。 いくらヘナチョコボーダーの俺でも、一応7年目のキャリアだ。 やる時はやります。 清水の舞台から飛び降りる気持ちで暴走しました。 滑る 滑る 滑る うひゃ〜気持ちいい〜♪ すいません。探すのを忘れてました。 あっと言う間にリフト乗り場に到着。 もうね。 こんないい雪なのに待っている人なんて居ないよ。 つーか、待ってるのはバカ。 先に滑っていて大正解だよ。 とりあえず1本滑った俺は、このままのサイクルで滑っていて合流出来るかどうか怪しいと判断。 コースマップを見ると、どのコースを滑っても必ず同じ所に帰ってくる事に気が付いた。 これならリフト乗り場で待ち伏せしていれば間違いないな。 みんなに会った時、ちょっとフテくされた感じをかもし出してみよう。 スネたkazuさんってかわいいって言われ(バカ) どれどれ、リフト乗り場で座って待とう。 ・・・時間の経過誰も来やしねぇ ここまで来ると、フテくされるを通り越して不安になる。 マジでこのまま一日中一人で滑る事になり兼ねない。 いやだ。 それだけは避けよう。 何しに来たかわかんなくなるじゃん 人間、受け身だけではいけません。 時には自分から攻めなければいけない時だってあります。 そう、今まさにその時です。 五感すべてを総動員。たまに第六感も動員。 その「たまに」が余計だった事は聞かなかった事にして。 うろうろうろうろうろ・・・・・ うろうろうろうろうろ・・・・・ うろうろるおるおるおるおうろおるおえおうろうれおうえrとうろうろうろ王れおうれおうれうえおうれおうれおうえおおるえるえいおええろりおろいえお ・・・・・ 迷子の呼び出し、無いの?(泣) かなり途方に暮れてました。俺。 やさしい言葉を掛けられたら泣きそうでした。俺。 この時、初めてアルツでの「夜光花さん」の気持ちが分かりましたよ。 みんながいとしくて、切なくって、はかなくて・・・
コレって、恋心?つり橋でのドキドキ感も恋と勘違いするくらいのお年頃。 もうすぐ28歳独身。(当時) いっその事、一人で滑ってやろうかと決意しかけたその時。 待ち人来る やっと見つけましたよ。 俺が立っていた所より低い所に居たんです。みんな。 図解すると下の様に。 ![]() これじゃあなかなか見つからない訳だよね。 わざわざ歩いて高い所まで上ってくる人も居ないしね。 まさに灯台下暗し。 この年になっても身をもって体験する事って多いですね。 数名のメンバーと無事合流を果たし、しばし会話を楽しんでいると次々にメンバーが集まりだす。 さっきまでのさびしんぼうはどこへやら。 聞く話によると、みんな2〜3本ほど流して滑っていたらしい。 前日までの天候にしてはかなり上質なバーンだという話だ。 先ほど自分でも滑ってみて、なかなか良い感じの圧雪具合で滑りやすいと感じていた。 これならshiroさんも大満足だろう。 前回は芸能人に似ていたshiroさん。 今回も何やら誰かとかぶって見える。 ![]() 陣内孝則っぽいですよね。 前回の汚名(?)返上でしょうか。shiroさん。 酒が入っていなければ、こんないい男なのに・・・・ なんで酒が入ると ![]() 宮尾に変身するのですか? ・・・すいません。 なぜかここから先に進めないんですよ。 俺、普通のスノーボードレポが書けないんです。 ここから先はどうしてもみんなと滑っている所になるんですよね。 ぶっちゃけ、人が滑っている所は覚えてません^^; てか、ビデヲ回すので精一杯。 余力は自分が滑る分に回ってました^^; つーことで、申し訳ないんですが時間はすっ飛んで夕方のお話。 ゲレンデでの話は、後で回想シーンで登場すると思います。 時間はもう3時半になろうとしている。 みんなと過ごした濃密な時間の余韻を味わいつつ、私は今晩の会食の準備のために、単身宿へ向かう事にした。 とりあえず一滑りした後は風呂でしょ? さっぱりしたいよね。 今回みなさんを仕切る立場の者としては、やはり皆さんに良い思い出を胸に抱いて帰ってもらいたい訳ですよ。 なんせ、わざわざ9時間とか掛けて来ている人もいる訳だし。 ここは一つ頑張りますよ。俺。 普段はこんなに世話焼きじゃないんですがね。 数分後、宿に着いた私は急いで浴槽へ向かう。 前述したが、ここのお湯は天然の温泉を使用しているとのこと。 実際お湯を出すとほのかな温泉特有のかほりがする。 これが「ツムラ日本の名湯〜お徳用パック〜」ではない事を祈りつつ蛇口全開。 30分くらいで一杯になりそうなお湯の出だ。 これで風呂はOK。 次は例のアレを確認しなければイケナイ。 そう、三つ子の魂百までのアレだ。 宿を出る時に一人あたふたしたご飯の焚き具合をチェックだ。 亀田製菓の力、とくと拝見する事にしよう。 すでに「保温」モードになっている炊飯器のふたを開けてみる。 ![]() なんじゃこりゃぁ〜 いや〜失敗しましたよ。 もうね、ご飯ボロボロ。 見るからにダメでした。 それでも一応味見したんですよ。 そしたら・・・ まずい!見た目もだけど、味も最悪でした。 なんかぼそぼそしていて、それでいてもっちりとしていて。 これ、犬も食わねぇよ^^; 原因は、ぬかを取る時に力を入れすぎた事でした。 見ると、米粒が砕けているんですよね。 確かに研いでいるときバキバキいってたなぁ 亀田製菓の力も及ばずと言うか、及ぶ以前で失敗してやがんの。俺。 もう見てらんない。 とりあえずもう一度炊き直さないとイケナイなぁ・・・ 失敗したご飯を炊き直す姿は見られたくない。 親にオ○ニーを目撃されるくらいではないが、あまり好ましくない。 ここはブースト2.0で研ぎ直そう。 力を入れすぎない様(タービンブロー)に注意しながら、光の速さでGo ahead。 何度も水を入れ直し、丁寧に研ぐ。 なんとか巧く炊けてもらいたいモンだよ。 とりあえずご飯はセットし終えた。 あまり時間も無いし、一度ゲレンデに戻ろう。 Rinaさんのお連れさんはもう帰宅しないとイケナイらしい。 お別れ出来ないと悲しいしね。 後ろ髪を引かれる思いで、一度宿から離れる事にした。 数分後、私はまたゲレンデに到着する。 皆はまだ滑っているのかな? とりあえずもう終了に近い時間だし、もしかすると食堂でたたずんでいるかもしれない。 食堂で待っていた方が得策だね。 一度合流に苦労した経験は、ここで生きました。 何事も糧にする。 人間の進化の証です。 食堂に入ると、ラッキーな事にみんな揃っているではないですか。 いそいそとみんなのそばに行き、宿への案内をしようとする。 ・・・が なにやら話が盛り上がっている様子で宿への案内が出来ないんですよ。これが。 しかも、まもなくRinaさんのお連れさんの「やまだっち」さんが帰るとのこと。 夕食をご一緒出来ないのが残念だ。 帰るためのバスを待っているとのことなので、ここでしばらく歓談する事になった。 いやね、 ちょっと困ったんですよ。俺。 風呂のお湯、出しっぱなんですよね。 しかし、こんな雰囲気の良い状態をわざわざぶちこわすのも申し訳ないし。 やまだっちさんのお別れもあるし。 ごめんね地下水脈。 地盤沈下は勘弁してね(はぁと) お湯が気になる俺の心境を知る由もないみんなの歓談は長引く。 そうこうしている内にやまだっちさんの出発時刻が来た。 ホテル前のバス停留所からの出発らしい。 やまだっちさんはみんなに挨拶をし、一人停留所に向かう。 ・・・一人? 誰も見送らないのかよ みんなは席を立とうとしない。 しかし、それが当たり前の様な感じになっているんだよ。 よく考えると、大人数で見送られても恥ずかしいだけだし、みんなはそれを分かっているんだろう。 でも、そういうのにちょっと違和感がありましてね。俺。 もしかすると御法度だったかもしれないけど、見送りしましたよ。 それに、ゆっくりやまだっちさんとお話してないってのがあったしね。
かなり満足してくれたらしいです。東北。 まあ、天下の安比ですからね。不満が出る事は無いでしょう。 移動費はかなり掛かるけれども、また来てくれると嬉しいです。 う〜ん。やっぱそんなモンか〜。 あまり大勢で滑る事はないし、遠くからお誘いして来て貰って滑る事もしないからわかんなかったよ。 じゃあ、今俺がやっている見送りは迷惑なのでは・・・^^; まあいいや。 せっかくなんだから勝手に送らせてもらおう。 色々話をしながら歩いている内に、バス停留所に到着。 これでお別れ。 やまだっちさんがバスに乗り込んでからみんなに合流しよう。 そう思い、やまだっちさんと二人でバスを探す。 沈黙 無言 こんな時、なんて声を掛けたらいいんだろうか・・・ シミュレーションしてみよう。 その1 ムカ!・・・だめだだめだ。 こんな事口が裂けても言えねぇよ。 その2 え!いや、だめだだめだ。 俺の良心がかなりの勢いで咎めているよ。 俺の良心よりなにより やまだっちさんの背中が泣いてるよ 帰れないよママン と。 あまりにも寂しそうな背中を見せるやまだっちさん。 俺もあの子にフラれた時はこんな背中だったのだろうか・・・ これは放っておけません。 四方八方くまなくバスを探しました。 やまだっちさんのためじゃありません。 あの日の自分を忘れるためです(バカ) しばらくすると、彼方からバスらしき車がこちらへ向かって来ました。 まるで迷子の子供が母親と対面したかの様です。 ゆっくりとこちらへ近づいてくるバスの姿が頼もしいです。 ヘッドライトの光でかすんで見えるやまだっちさんが神々しいです。 これでお別れなんですね。 ちょっと焦りましたが、無事バスが来て良かった良かった。 行き先は「○○バス××営業所」 ・・・・・? !!!!!!!!!!
「あ゛!!!」なんと、行き先は駅の方じゃないかもしれないバスでした。 しかし、時間からするとこのバスに間違いはないみたいなんですが・・・ 次のバスは一向に来る気配はありません。 目の前に止まっているバスが余計に焦りをかき立てる。 とりあえず同じ「バス」だから、もしかするとバス同士のホットラインがあるかもしれない。 一度ダメ元で運転手に聞いてみようと二人で相談する。 こいつぁ・・・やべぇぜ当事者ではない私ですら戦慄を覚える様な空気です。 本人にしてみれば「やっちまった感」でオロオロ状態でしょう。 出発予定時刻は17:00。 すでに5分経過している。 このままでは予約を入れていた新幹線すら危うい。 やまだっち大ピンチ。 明日は会社で大目玉確定か? しかしここでやまだっちは食い下がった。 やまだっちさんの執念に気圧されてか、運転手のおじさんが無線で調べてくれようとしていた。 こういう田舎の情っていいですね。 都会だったら冷たくあしらわれてしまうかもしれない。 運転手のおじさんが無線で聞いてくれている間、私とやまだっちさんは不安をかき消す様に二人で口を動かしていた。 こんな会話を交わしている間、どうしてもバスの運転手の無線が気になって気になって・・・ どっちにしても、早く結果が欲しいんですよね。 行動を取るにも時間が足りなくてはどうしようもありませんから。 すると、ようやく運転手のおじさんが話しかけて来た。 このバスだったんじゃん なんだよ。このバスでいいんじゃんかよ〜。 全く、焦らせるなよ。 最後でドタバタしたが、これでやまだっちさんともお別れだ。 すっかり安心しきった顔を見せ、バスに乗り込むやまだっちさん。 さようなら。また会えるといいね。 ...みんな、今から宿移動? 何だか気恥ずかしい感じでした。 見送りしている所を見送られている。 ちょっと間抜け。 ほぅ。これはなかなか良いかもしれないね。 かえってその方が次も参加しやすい気持ちになれるのかもしれない。 自分でもこういった形式ばった事はイヤだもんなぁ・・・ やまだっちさんを乗せたバスが見えなくなり、辺りもすっかり暗くなってしまった。 宿に行く準備をみんなが済ませたのを確認し、俺を先頭とした一行は宿を目指す事になった。 この集団の中で一人で移動する車は私だけ。 別に近くなんでいいんですが、気を遣ってくれたのだろうか、Rinaさんが同乗してくれた。 寂しがり屋の俺としてはありがたかったです。密かに。 ていうかね 緊張しました27才(当時) 彼女以外の女性が自分の車に乗る機会なんてありません。 増してや男子高出身で女性免疫不足気味。 いつもよりちょっと挙動不審になりつつ宿に向かう。 いい加減大人なんだからという意見は放っておく方向で。 |
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| さちぼうさんとのお別れ | |
一行がペンションに到着し、荷物を移動し始める。 中に入った人すべてがこの建物に対してのイメージを改めさせられたらしい。 何やらみんなはもっとボロい所と思っていたらしく、予想よりもきちんとした建物に喜びを表していたようだ。 これには私も一安心。 この宿を教えてくれたshiroさんに感謝です。 あの値段でこの建物ならかなりリーズナブルだ。 しかもこんな大人数を収容してなお余裕があるし。 みんながペンションを物色している隙に、私は浴槽へダッシュする。 お湯を出しっぱなしでしたから^^; あふれかえっていたお湯を止め、地盤沈下を回避するのに成功。 旅先での思い出が地盤沈下なんて洒落になりません。 次に私がダッシュした所は台所。 ご飯の状態をチェックしに行きました。 しかし、さすがにまだ炊飯中のランプが。 結果はまた先送りです。吉と出るか凶と出るか。 とりあえずクリとすてっぱ〜に乾燥室を教え、ブーツやグローブ、ウェアなどを置く様に伝える。 乾燥室まで完備されている貸し切りペンションもそう多くはありませんよね。 本当にここを選んで良かったですよ。 ここでゆっくりする間もなく、惜しくもさちさんの出発の時間が近づいてきた。 出来れば夕食までご一緒したかったんですが、時間が許してくれません。 私は近くの高速インターまでさちさんを先導する事にした。 またもや見送りを兼ねてです。 さちさんともあまりゆっくりお話が出来なかったんですよ。実は。 みなさんとも別れを済ませ、私とさちさんの2台が連なって移動を始める。 しかし、夜の岩手は寒いです。 道路も昼間とうってかわっての凍結度合い。 ちなみにどれくらい凍っているかというと・・・ これくらいです人間って、こういう時はあまり派手に滑らないんですよね。 かえって昼間の様な中途半端な道路状態だとスリップするモンです。 しかし、半端じゃない凍結度合いなので、必要以上のスローダウン&セーフティドライブです。 そして、魔のT字路に ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() またやらかしたと思ったでしょ? そうそう毎回毎回滑る訳ないじゃない。 そうは問屋が卸しません。 しばらく走ると、ついに高速インター入り口付近に到着。 入り口すぐそばの路側帯に車を止め、さちさんにお別れの挨拶に行く。 別れの和やかな会話が交わされ、そろそろさちさんが出発しようとしているその時、 私の携帯が鳴り出した。 ぷるるるる・・・Tomoか ぷちっ ぷるるるるる・・・・・・・ ぷちっまださちさんとお話途中なんだよね。 もうちょっと待っててくれよ。Tomoよ。 ![]() 別れの挨拶を済ませ、自分の車に戻ると同時に携帯を取る。 楽しい夜が・・・・・・寂しいなぁ。 まあ、常識的に考えれば当たり前ですよね。 別に本気で女性と添い寝するつもりは無いですよ。 ・・・無いですってば さて、もうみんなはお腹を空かせているに違いない。 早く戻って食事にしよう。 特にこの人が騒いでいるに違いないから。 さて、ついにお楽しみの「宴」の開催だ。 今回はどの方にスポットが当てられるのか。 自分は飲まず、人に飲ませてレポの餌食にしよう。 今時点でのねらい目は この様なランク付けになっている。 Aランクが要注意人物だ。 こいつらから目を離してはイケナイ。 ビデヲもAランク中心に回さないとお話にならない。 さて、今回は誰が主役になるのか。 それは、まだ誰も知らない。 |
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| Part III appears soon. | |
| Touhoku tour in HACHIMANTAI Offmeating Report |