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■ シーズンオフのメンテナンス

2000/11 掲載 

ここで紹介する作業は、シーズン終了時の保管を目的としたメンテナンスになります。
エッジサビ止め、滑走面の保護などです。
この作業を怠ると、ボードの寿命が短くなってしまいます。
大事なボードにシーズン中の感謝の意を表現するために、是非アフターメンテナンスをしてあげて下さい。

メンテナンスで使う主な道具です。

道具一式

アイロン ワックスリムーバー エッジプロテクター F4ワックス サイドエッジシャープナー ペーパータオル
馬毛ブラシ ナイロンブラシ ワックス プレキシスクレッパー アブレーシブガム
ワックス ワイヤーブラシ ビベリングガイド ファイル 真鍮ブラシ
スチールスクレッパー ポリスティック アブレーシブストーン コルク
アブレーシブペーパー ファイバーテックス

それでは、メンテナンス方法を解説します。


 エッジメンテナンス
 
ボード購入直後のメンテナンスで使った道具は基本の道具なので、 最低限これだけ用意して下さい。
ビベリングガイドは省略しても構いません。
エッジメンテナンス1
まず、エッジの状態を整えましょう。
1シーズンを終えたボードを見ると、かなり滑走面やエッジが痛んでいることがわかります。
最初にエッジに浮き出ているサビをアブレーシブガム、 又はアブレーシブストーンアブレーシブペーパーを当て材に巻いた物で落とします。
根気の要る作業ですが、くじけずに頑張りましょう。
アブレーシブガムの当て方ですが、尖らせる部分のエッジに当たらない様にする事が大事です。
ガムの角がボロボロしてきたら、かまぼこを切る様にガムを切って使いましょう。
エッジメンテナンス2
こちらはアブレーシブストーンを使ってサビ落としをしている写真です。
水に浸したアブレーシブストーンを使います。
作業中にサビが浮いてくる可能性がありますが、手早く作業し、 なるべく早く水っ気を取り除けば大丈夫みたいです。
頑固なサビの時は、いきなり水も付けないで作業する場合もありますね。
本当はダメなんでしょうけど^^;

右図は水に浸さないで作業していまず。
エッジメンテナンス3
ベースエッジのサビを落としたら、今度はサイドエッジのサビ落としに掛かりましょう。
写真の黄色い道具は「サイドエッジシャープナー」と言う便利な道具です。
サイドエッジビベリング角をきっちり88度か90度に合わせる事が出来ます。
ビベリングの必要が無ければ、 ファイルアブレーシブストーンなどを使ってサビ落としをしてしまってオッケーです。
エッジメンテナンス4
エッジファイル部分が垂直に当たるために、シャープナーがソール面に当たる基準面を確実にソールにあてがいます。
そのままシャープナーがずれない様にして、一気に手前に引きます。
なめらかに、素早く動かすと、仕上がりがキレイで正確なビベリングが可能となります。
ファイル
面のエッジ研磨カスは、こまめに掃除して下さい。
ソール面に巻き上げた研磨カスも、ソール面にキズが付くのを防ぐために、一回ごとに取り除いて下さい。
エッジメンテナンス5
 
エッジのサビ落としが目的なので、これでエッジのメンテナンスは終了となります。
 
 ソール面の保護
 
ソール面に付着している古いワックスと汚れを、ワックスリムーバーで浮き上がらせます。
ワックス掛けと同様に、全体にまんべんなく吹き付けて下さい。
吹き付けたら、10~20分くらい放置して下さい。
経験上、室温程度の温度で放置するといい感じで浮き上がって来るみたいです。
ソール面の保護1
汚れが浮き上がってきたら、プレキシスクレッパーを使って、ソール面の液体を掻き出します。
やりきり掻き出して構いません。
ただし、ノーズからテール方向、またはテールからノーズ方向に向かって掻き出します。
ソール面の保護2
指で差しているのが掻き出せた汚れです。
ペーパータオルでふき取りましょう。
この時、布地のウェス等でふき取らない方がいいと教えられました。
なにやら、布の繊維がソール面に浸透するらしいのです。
私は処理がラクなのでペーパータオルを使用しています。
ソール面の保護3
融雪剤や、硫安、車の排気ガス等で酸化してしまったソール面を削り落とします。
100番くらいのアブレーシブペーパーを当て材に巻き、ノーズ又はテール方向に擦ります。
ソール面の保護4
まんべんなく、一皮むく感じで作業します。
この作業で、アブレーシブペーパーによる毛羽立ちが出来ます。
無理に削らないで、次の行程に進んで下さい。
ソール面の保護5
アイロンの温度に気を付け、ワックスを溶かします。
試しに溶かしてみて、煙が立たないくらいの温度にして下さい。
使用するワックスは、ベースワックスを使うのがベターです。
持ち合わせが無かったので、今回はオールラウンドワックスを使っています。

*注意: アイロン使用時には、バインディングのネジをゆるめるか、バインディング自体を取り外して下さい。 熱変形の恐れがあります。
ソール面の保護6
ワックスをボードの上でアイロンに当て、溶けたワックスをソール面に垂らして行きます。
この行程では景気良く溶かさなくてもいいです。
全体にのばせる量で十分です。
そして、垂らしたワックスを、アイロンでのばして行きます。
ソール面の保護7
アイロン自体の重みを利用し、力を加えすぎない様にのばして行きます。
垂らしたワックスの量が少なすぎるとソール面をダメにしてしまうので、適量を溶かして下さい。
大体10cm四方の面積に5滴くらいでいいと思います。
のばす際、アイロンを一カ所に止める事だけはしないで下さい。

*注意: アイロン使用時には、バインディングのネジをゆるめるか、バインディング自体を取り外して下さい。 熱変形の恐れがあります。
ソール面の保護8
のばし終えたら、20~30分放置後にプレキシスクレッパーでワックスを削ります。
この行程は、汚れのクリーニングと共に、先程のアブレーシブペーパーによる毛羽立ちをワックスに閉じこめ、スクレッパーで削り取ると言う意味を持ちます。
ソール面の保護9
次に、ナイロンブラシで鉄則方向に向かってブラッシングします。
この時、ブラシの毛がたわむくらいの力を込めて下さい。
ストラクチャーを解放する行為です。
ソール面の保護10
次に、荒目のファイバーテックスでもう一度滑走面をこすります。
ノーズ又はテール方向に、しっかりと擦って下さい。
ソール面の保護11
今度はソール表面を保護するためのワックスを掛けます。
先ほど行った様に、アイロンでワックスを溶かしてソール面に垂らします。
普段のワックス掛けに使う量より、景気良く垂らして下さい。
10cm四方に8~9滴くらいが目安でしょう。
ここで使うワックスは、ベースワックスではなく、万能ワックスを使う事をオススメします。
なぜなら、初滑り前に削り落とす訳ですから、手間は少ない方がいいでしょ?
こだわる人なら、ベースワックスで保護して下さい。
ソール面の保護12
アイロンで垂らしたワックスをのばして行きます。 ムラ無くのばして下さい。
一カ所にアイロンを止めないで、絶えず動かすのがポイントです。

*注意: アイロン使用時には、バインディングのネジをゆるめるか、バインディング自体を取り外して下さい。 熱変形の恐れがあります。
ソール面の保護13
溶かし込んだら、削らないで置きます。
ソール表面が、ほこり、温度変化、湿度などによる酸化を防ぐために、ワックスで外気を遮断するのが目的だからです。
ソール面の保護14
次に、エッジに付着したワックスを除去します。
スクレッパーの掛けている部分で削ります。
ソール面の保護15
最後に、エッジのサビ止め加工を施します。
エッジプロテクターをエッジに塗りつけます。
この液体は、ソール面に付けてはいけません。
注意して、エッジにだけ塗布して下さい。
ソール面の保護16
 
以上でシーズンオフに向けてのメンテナンスは終了です ボードに向かって、シーズン中の感謝をしましょうね。

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