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■ 燃料系

2001/9 掲載 

寒冷地では、普段予想出来ない様なトラブルが起こります。

燃料の凍結です。

燃料自体が凍結する訳ではなく、燃料に混じった水分が凍結すると言うことです。
ガソリン車の場合は、あまり起こらないトラブルですが、可能性は否定出来ません。
主にトラブルに見舞われるのがディーゼル車で使用している軽油ですね。
軽油の性質上、使用するたびに水分が発生します。

補足:~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
水分がエンジン内の燃焼室に入った状態で圧縮されると、 ピストンやコンロッド、クランクシャフト、バルブ等にダメージを与えてしまいます。
これは、水という物質が収縮しないためなのです。
圧縮出来ない状態なのに、クランクシャフトの惰性回転の力によって、無理矢理ピストンが押し上げられるのです。
圧縮出来ないため、その力は逃げる所を探す事になります。
結果、エンジン部品を壊してしまう事になります。
こうならないように、車の開発者は燃料フィルターにセジメンタと言う水抜き用の装置を設置しているのです。
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発生した水は、エンジンに入る以前に燃料フィルター内に閉じこめられます。

ディーゼル車のフューエルフィルタ ディーゼル車のフューエルフィルタ

ガソリン車のフューエルフィルタ ガソリン車のフューエルフィルタ(電子燃料噴射用)

たまった水は、フィルターごと交換して除去するか、セジメンタのドレンより抜き取る作業が必要です。
作業時期は、メーター内のインジケータランプにより知る事が出来ます。
この作業を怠ると寒冷地では痛い目に遭います。
そうです。 燃料の通り道が凍ってしまい、燃料供給が不能になるのです。
氷に阻まれてしまうのです。

ガソリン車のフューエルロケーション図 ガソリン車のフューエルロケーション図

ディーゼル車のフューエルロケーション図 ディーゼル車のフューエルロケーション図

こうなってしまった時の対処法は、燃料フィルターにタオルなどを巻き、熱湯を上からかけるといいです。
熱湯をかける場所は、フューエルフィルターをメインにしますが、燃料の通り道にもかけるといいです。
原始的な対処ですが、効果覿面です。
ガソリン車の場合はフィルターにドレンは無いので、後述する水抜き剤を入れるかフィルター交換するしかありません。
熱湯をかけて溶かす事は可能です。
セルモーターが回るのにエンジンが始動しない場合は、最初に燃料フィルターを疑って見て下さい。
予防策は、現地のガソリンスタンドでの給油です。(ディーゼル車)

軽油というのは、何種類かあります。
気温が高い所用、普通の所用、寒冷地用、プレミアム軽油(ハイセタン価軽油)です。
寒冷地のスタンドでは、寒冷地用の軽油が入れられます。
凍結が少し押さえられる性質があるんです。

あと、燃料タンク内の水抜き剤も有効です。(ディーゼル、ガソリン共通)
1年に1度の注入がベストです。
粗悪水抜き剤を入れた時は多少ディーゼルノックが発生するかもしれません。
良品でも、エンジンの調子が悪くなる時もあります。
なるべく満タンにする前に1本入れるようにしましょう。
いくらか軽減される事になりますよ。

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