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■ 道具選び

2000/9 掲載 

道具は、大きく分けて7種類あります。
それぞれ解説して行こうかと思います。


1:ボード
/ 2:ブーツ / 3:バインディング / 4:ウェア / 5:ゴーグル / 6:グローブ / 7:帽子


ボード

スノーボードの中には、いくつかの種類が存在します。

フリーライド *フリースタイル *アルペン

これらそれぞれの中でも細かく枝分かれしているのですが、基本となる3つを紹介します。

フリーライド

これは、ボードの先端と後端の形が微妙に違うことが特徴の板です。
ディレクショナル(方向性)と言って、前方向に滑りやすく、なおかつ後ろにも進めるというモノです。
ビギナーから中上級者まで幅広い用途があり、トリック、レース、バックカントリー、すべての用途に対応します。
私が使っているメインボードもこの部類に入ります。

フリースタイル

フリーライドモデルとの違いが分かりにくいんですが、ボードの先端と後端の形が同じなのが特徴です。 (ツインチップ)
進行方向が、ノーマルでもフェイキーでも滑りやすいボードです。
しかも、フリーライドよりボードの弾力性が堅く、反発力に優れています。
そのため、オーリーした時に高いジャンプが出来るという特権があります。
ビギナーから上級者まで使えます。
もし、トリック系に走りたい、もしくはトリックする予定の人は、迷わずこのタイプを選んだ方がいいと思います。
しかし、ボードが堅いため、すぐ慣れますが初めは滑りにくく感じるだろうと思います。
早くスイスイ滑りたいと思っているビギナーは、敬遠したほうがいいかもしれないですね。
スピードが出にくいため、レースには不向きではないと思われます。
私のセカンドボードは、このタイプです。

アルペン

これは、上の2つのボードとは見かけが全然違います。
細身のボード、強い弾力性、深いサイドカーブ、後ろのチップがすっぱりと切られているのが特徴です。
フリースタイルとは正反対の位置にあるボードで、カービングしやすいボードになっています。
スラロームジャイアントスラローム、フリーカービング用の3種類が有名です。
目的意識がしっかりしてれば、ビギナーからも出来ます。
言うなれば、最初からアルペンを使っていた方がいいかもしれないですね。
最高速度が3つのボードの中では一番出ます。

どの種類のボードを使っても問題なく滑れます。
しかし、自分が目指しているスタイルに近いボードを選べば、より早くうまくなれると思います。

 


ブーツ

ブーツは大きく分けて2種類あります。

*ソフトブーツ *ハードブーツ


それぞれを紹介します。


*ソフトブーツ

主にフリーライド、フリースタイルのボードに使われます。
足首の動きに自由性を持たせるため、シェルが柔らかい素材で出来ています。
このため、グラブするときにボードをコントロールして、自由な体制を得ることが出来るのです。
最近のブーツは、ある程度シェルを堅くして、ソフトブーツでもカービングターンがしやすいモノが主流となっています。
従来より足首の捻挫も軽減させているのです。

*ハードブーツ

主にアルペンのボードに使われます。 文字通り、堅いブーツです。
ブーツのシェルが特殊プラスティックで出来ていて、ボードに力をダイレクトに与えることが出来ます。
このため、ずれないターン、「カービングターン」が簡単に可能となるのです。
もちろん、ソフトブーツでもカービングターンは出来ますが、こちらはより簡単にターン出来ます。

それぞれのブーツの中には、インナーと言うクッション性の高い、もう一つの靴が入っています。
サイズ表示は、この直に足に接触するインナーのサイズとも言われます。
インナーにも何種類かタイプがありますが、現在主流な2つを紹介します。

*ノンレースシュータイプ

普通、靴という物には靴ひもがあります。
このインナーは、その靴ひもを簡略化した構造になっています。
昔、良く履いたマジックテープで固定する靴を思い出して頂ければ早いと思います。
装着時間を従来の紐タイプに比べ格段に短縮し、装着感を損なわないモノとなっています。

*熱成形タイプ

このインナーは、ノンシューレースタイプと似ている構造になっていますが、マジックテープが付いていません。
これは、インナー自体に熱を加えて自分の足形を取ってしまうインナーです。
必然的に自分の足に合う訳で、今までのインナーとは比べモノにならない程の装着感となっています。
自分の足に合っていると言うことは、あまり固定しなくても十分ブーツの中で足が遊ばなくなっている事になりますね。
したがって、マジックテープの類は必要ない訳なんです。

 

ブーツを選ぶ時は、バインディングもセットで選びましょう。
ブーツによって、入らなくなるバインディングがあるんです。
2つセットで考えないと、後で高く付く場合があります。
サイズ選びの時の注意することは、人間の足は時間によって大きさが変化する事です。
朝履いた時にはぴったりだったのに、滑ってるうちにきつくなってしまい、マメや靴ズレをおこしてしまう場合があります。
購入時は夕方あたりにサイズ合わせをした方がいいと思います。
ここで注意することは、ゆるいサイズを選び、靴下でサイズをカバーしようとする行為はしない方がいいということです。
足からボードへ伝わる力や、ボードから伝わる力の感じ方が鈍くなってしまうからなんです。
ジャストサイズを選ぶのが正道ですね。


バインディング

バインデイングとは、足をボードに固定するための「足かせ」みたいな道具です。
これがしっかりしていないと、滑走中に足が外れて大けがすることもあるので、物と取り付けには十分注意しましょう。
これも何種類かありますが、代表的な分け方は2通りあります。

*ストラップ式 *ステップイン式

それぞれを紹介します。


*ストラップ式

これは、昔からあるタイプで、つま先側と、足首側の2カ所をストラップというバンドで固定するタイプです。
ラチェットでしっかり固定すれば、ゆるむ可能性が少ないタイプですね。
ただ、少々装着時間がかかるのが難点です。

*ステップイン式

ストラップ式の欠点をクリアしたのがこのタイプです。
メーカーによって装着方法は違いますが、金具が付いた専用ブーツを受ける形の金具が付いたボードに引っかけて固定します。
足を乗せるだけという至極簡単な動作で装着出来るのが特徴です。
しかし、欠点はあります。
ストラップ式より固定感がない。・・・というか、遊び(ガタ)があるのです。
現在各メーカーが鋭意開発中なので、近い将来には素晴らしいバインディングが誕生すると思います。
現在は発展途上の品物ではないでしょうか?
中にはストラップ式とステップイン式のハイブリット型もあります。
種類が多すぎるので、説明は割愛させて頂きます。


ウェア

スキーウェアと大きく違う所は、動きやすい様にすこしゆとりを持たせた作りになっている所です。
色も一昔前のスキーウェアみたいなハデハデなデザインではなく、シンプルなカラーリングが多いですね。
実際選ぶときに目を付ける所は、デザインではなく機能性です。
ボードの性質上、だれでも雪面に接触するため、防水性には1番気を付けたい所です。
おすすめなのが、ゴアテックス素材でできたウェアです。
少々お高いが、性能は太鼓判を押す事が出来ます。
防水性と発汗性、おまけに防風性も共に持つ素材なんです。
したがって、寒さ知らずでスノーボードが堪能出来る事になります。
ウェアの各部にベンチレーター(通風窓)があるのもチェックしておきたいですね。
運動すれば、人間の体には熱が籠もるのはご承知の通りです。
その熱を効率的に、しかも適切な排熱をしてくれるのがベンチレーターなんです。
袖と裾にゲーター(雪が入らないようにする「返し」)が入っていれば言う事無いですね。

基本的にウェアとは、過酷な環境に居るボーダーの体を快適な温度に保つ事が出来る物を選ばなくてはイケナイと思います。
そうじゃなきゃ、スノーボードが楽しくないでしょ?


ゴーグル ゴーグル

吹雪に見舞われるのは、山の常識です。
その環境の中でも視界を保ってくれるのがゴーグルです。
ただ保つのではなく、照り返しや霧中など、悪条件な視界でよりいっそう見やすくしてくれる物を選びたいですね。
レンズには色んな色が付いていますが、それぞれの色には意味合いがあるんです。
代表的なのが、 曇り空や悪天候の時は「オレンジ」 反射光が強い時には「ミラーガラス」 などです。
基本の色にミラーが入っているタイプだと、2種類の条件をクリアしているので、こちらを選んで置くと都合がいいと思います。
ちなみに多くのゴーグルでは、レンズの交換が可能なので、レンズバリエーションを増やせる事が出来ます。


グローブ グローブ

ボードとかに比べて軽く見られがちなグローブです。
しかし、これも快適にスノーボードをするためのアイテムである事を忘れてはいけません。
水が進入してきて冷たくなってしまったら、スノーボード所ではないでしょう。
素材はやはりゴアテックスがいいですね。
グローブにも種類があります。

*5本指 *ミトン *ミトン別れ
 

それぞれ紹介します。

*5本指

軍手の構造をそのままグローブにしたモノです。 
一番認知度が高いと思われます。 細かい作業(バインディング装着時など)に適したグローブです。
欠点は、指がそれぞれ離れてるため、指の温度が下がりやすい事です。
私が使ってるグローブは、この5本指タイプです。

*ミトン

料理をする人ならピンと来ると思いますが、親指以外の別れが無いグローブです。
指先の温度が下がりにくいのが特徴です。 欠点は、捻挫、突き指しやすい事です。
又、細かい作業には向いておらず、いちいちグローブを脱ぐはめになる場合があります。

*ミトン別れ

ミトングローブで人差し指を独立させた形を持つグローブです。
基本的にはミトンタイプと同じ特徴ですが、細かい作業がしやすくなっています。
5本指とミトンのいいとこどりのグローブと言えるのではないでしょうか?

すべてのグローブに言えることは、手首にかかる部分は長いほうが良いと言う事です。
袖口からの雪の進入を押さえてくれます。
ショートの利点は、ハーフパイプなど動きが多い時の手首可動性です。
最近はショートの方が店頭に多く並んでいます。
グローブにもインナーが付いています。 洗濯しやすいので、清潔に保ちましょう。
ゲレンデでの食事の際、箸やスプーンを口元に持ってきた際に手から悪臭を感じる時がありますよ(笑)


帽子

頭が冷えるのを防ぐと共に、転倒時の衝撃緩和にも役立つのが帽子です。
私はニットキャップをおすすめしたいです。
普通の野球帽を逆さにかぶってもいいのですが、つばに風が当たって脱げやすくなるんです。
風の抵抗にも強く、暖かく、衝撃緩和も期待でき、かっこいいのがニットキャップです。
すべての条件がそろったニットキャップは選んで置いて損はないだろうと思います。

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